ごめんね青春

あー面白かった! それにつきます。色々あったけど、やっぱり最高に楽しくてバカみたいなとこもありつつもちょっとどこか寂しかったり泣けてきたり。そんな3カ月間でした。あーやっぱり青春だね、そういうとこ込みって。
あったかもしれないもうひとつの未来を語る裕子が切なかったです。裕子の場合、事件に巻き込まれてしまったせいで大きく人生が変わってしまったわけだけど、そんなドラマチックな事がなくとも人生は分岐点の連続です。もしあの時こうじゃなかったら違う人生があったのかもしれないと思ってしまうのは仕方がないことなんでしょうね。
ドラマの終わり方としては決してスッキリきれいに終わったわけではないんですよね。放火犯は特定されていないし生徒たちはみなバラバラになってしまった。だけど、それでもとてもいい最終回だったように私は思います。このドラマの終わりは彼らにとっての始まりです。それぞれが新しい場所に旅立ち、みんな元気でやっているのかな?頑張ってるのかな?そうやってふとした時に思い出してにやにやしたり。そんなふうにいつまでも私たちの隣にいてくれるようなドラマだったと思うんです。
青春とは限られた特別な時間であって、それは永遠に続くものではありません。いつかは終わりがくる。楽しくて楽しくて仕方のなかった青春祭もずーっと続くものではなく、終わりを迎えたように。青春とどうお別れするのか、その答えのひとつがこのドラマだったのだと私は思います。