問題のあるレストラン

元々そうだったんだけど、今回は特にファンタジー色が強い回だったなあと感じました。突然の停電だとか、千佳ちゃん新田さん川奈さん3人の公園のシーンとかはまさにフィクション的ファンタジーそのものだったもの。リアリティから離れて物語的な美しさへと帰ったシーンを印象に残るようにいれてきたのは、この回をターニングポイントにしたかったからなのでしょうが。
ふわふわとした大人だった烏森さんが弁護士に復帰して泥水をすする覚悟を決めました。裁判はきっと簡単にはいかないでしょう。前戦になってしまうという可能性もあります。ドラマ的なファンタジーをどこまで入れるのか。シビアな現実と美しいファンタジーのバランスをどう取るのか。後半戦をどう描いてくのかが気になるところです。
別に仲間内で傷をなめ合うというのでも悪くはないと思うんです。私たちは私たちのフィールドで私たちの戦い方で戦う、それだって十分物語にはなるしこのドラマのテーマを描くことはできるでしょう。だけど、そこからもう一歩前に進むために裁判の話を入れてきたんでしょうね。これはどこか遠くにいる知らない誰かだけの問題ではなく、あなたの問題でもあるんだよと。