デート

あー面白かった! 毎週毎週月曜日が楽しくて楽しくて、そんなドラマでした。最終回は伏線をしっかり回収してとてもきれい。1話のリフレインのようなデートのシーンで終わるのも余韻たっぷりでいいなあと思いました。一見1話と同じように見えるんだけど、2人の関係性の変化が見えててそこににんまりしました。
デートって悪人がいない物語なんですよね。鷲尾くんも佳織も決して悪い人じゃない、むしろ彼らはいい人なのです。いい人だからこそ、彼らではダメだという事実がとても残酷に映るのです。いい人だから人は恋をするのではない。「あの人ってとってもいい人なんだよね、でもね」という言葉は時にとても残酷な現実を突き付けるものです。鷲尾くんと佳織は恋の切なさを体現していました。恋とは楽しいだけではないというのは彼らを見ていればよくわかります。
悪人がいないドラマ。それがデート。視聴者が自然と彼らの幸せを祈りたくなる、どんなドラマでした。彼らは物語が閉じた今もきっと、彼ららしく騒々しい日々を送っているのでしょうね。それを想像するとつい、頬が緩んでしまうくらい、愛しい物語でした。