心がポキっとね

大人のためのファンタジーだったなあと思いました。誰一人として大人としてちゃんとしている人はいなかったし、イタイ人だったしダメな人たちだったけどそれが故に愛しいドラマでもありました。優しいんですよね、この世界は。本当はそんなふうにはいかないだろうなあって思ってもこういう優しさもあってもいいんじゃないのかなって思えるのは私には心地よかったです。耳が痛いとこもあってもでもそれだけじゃなかったから。リアルに徹するお話ももちろん好きなんだけど、こういうファンタジーも悪くはないよね。
岡田さんは疑似家族の話がやっぱり好きなんだなあと改めて感じました。家族を拡大していってその先にあるのは何なのか、それを煮詰めていきたいという部分はまだまだあるのだろうなあと。
数字的には振るわなかったけれど、私にとっては大事なドラマだったし必要なドラマでした。岡田さんの次回作はド根性ガエル。まさかまさかという感じだったけど、岡田さんならいいリメイクしてくれるんじゃないのかなー。