静おばあちゃんにおまかせ

静おばあちゃんにおまかせ

静おばあちゃんにおまかせ

刑事である葛城はとある事件を機に知り合った女子大生円に事件の相談をして解決している。その円だが自力で解決しているのではなく元裁判官である静おばあちゃんに知恵を拝借をしているのだった。体裁としては伝聞形式での安楽椅子探偵もので連作短編になっています。私意外とこれ好きです。静おばあちゃんのいう話の中にはそれはうーんちょっと納得できないわっていうのもあったけど、そういうの込みで私は楽しめました。特に正義とはの定義の話とか面白かったなあ。個人では正義であることが集団になるとそうとは限らないのくだりが人生経験豊かな静おばあちゃんから語られるとより人間のしょっぱさを感じて味わい深く思えるのです。
オチにはビックリしたけど確かに伏線はあったのでありかなーと。NHKあたりでまったりドラマ化とかしたら楽しめそうな気がします。静おばあちゃんに八千草さん、円に海荷ちゃん、葛城に丸ちゃんもしくは大倉くんとかどうでしょうか。まあ完全に私の好みの人選ですが。