ダメをみがく “女子”の呪いを解く方法

小説家津村記久子と「草食男子」という言葉の生みの親である深澤真紀との対談集。ダメなことについて話し合う対談集っていうのが新鮮で面白かったです。上ばっか向いてるのって正直しんどいし、ダメでもいいじゃんっていわれるのはちょっと気持ち的には楽になるよなあって思います。読みながら、ここは少し違うかなあとかいうところがなかったわけじゃないけれどそういうの込みで色々と興味深い本でした。全てが共感できることが素晴らしいとは限らないしね。違うから面白い、そういうことはあるものだ。
読む前はダメとはいってもそんないうほどじゃないでしょ、だって名の知れた2人なんだものって思ってました。でもキラキラ輝く人の見えない部分にも色んなことがあるんだなあと。ダメなことを認めてそれでも自分にできることを目指して例え低空飛行であろうとも、私は私らしく生きていけたらいいなと願う。