2枚目のon the beach



Tシャツ感覚でさらっと着れるものが欲しくて編みました。あとは在庫整理もかねて。思ってたよりも糸を使わず、残りをどうしようかなーとなったものの、出来上がったものに関しては概ねいい感じ。
編みやすく着やすいパターンなのでそのうち3枚目を編む日がくる予感。シンプルだけど押さえるべきポイントはちゃんと抑えてるからこそ、リピしたくなるんですよ。

天皇の料理番

終わっちゃったなあ、終わっちゃったよ…。とにもかくにもとても見応えのある、素晴らしいドラマでした。脚本演出役者音楽と全てがそろったドラマ。チームとしてしっかりと機能しているドラマってやっぱり見てて心地よいですね。
最終回は天皇について踏み込んだ描写が見られて視聴しながらドキドキしていました。天皇の料理番というからには天皇が徳蔵や当時の日本人にとってどのような存在であったのかは避けては通れません。そこから目を背けては物語を閉じることはできないのです。このドラマが出した結論はきわどいところをいきながらも、うまく落とすべきところに落としたなという感じ。そこに脚本の森下さんの底力を見ました。最終回以外は極力、時代背景であるとか政治的な状況については触れず、最後に天皇論を入れてきたのはうまい構成だなあと感じました。
1クールで終わるのがもったいなくてたまらないです。2クールやってくれたらよかったのに。この物語とお別れするのが名残惜しくてたまらないけれど、1クールに凝縮したからこそできたこともあったはずなので今はただ、この余韻をかみしめながらこういうふうに毎週毎週楽しめるドラマに出会えたらいいなあと思うのみです。ありがとうございました。

民王

面白かったー! 思っていた以上に面白かったです。あー楽しかった! 私原作既読なのですが、原作のいい意味での軽さを生かして映像化してていいなあと思いました。やはり、こういった入れ替わり物は映像化するとより映えますね。楽しい。
息子と入れ替わって以降のエンケンさんがかわいくってかわいくってもうね、萌え死ぬかと思いました。まさかエンケンさんに萌え殺されそうになる日がくるとは思ってなかったので人生って予想外の出来事で構成されているものなのだと改めて感じました。はーもうかわいいね、悶えちゃいますね。
録画したのを家族で見たのですが、とっても好評でした。夏クールは「ど根性ガエル」「民王」を我が家のファミリー枠ドラマとして視聴していこうかなあというとこです。どっちもエンタメしててとっても面白い。

ど根性ガエル

いやーよかったですね! 何がいいってチームとして丁寧なドラマを作ろうっていう気持ちが伝わってくるとこがすっごくいいなあって思いました。脚本演出役者音楽とそろってみなでいいものを作ろう、視聴者へ届けよう、きっとその思いは届くはずだ、そういう気持ちを持って作られているのを感じるのは一視聴者としてとっても嬉しいのですよ。
舞台はアニメで描かれた世界から時がたち、皆が大人になった世界です。そう、本来ならばヒロシは大人になっているはずです。しかし、ヒロシはヒロシのままでした。彼は永遠のモラトリアムを生きる少年のまま、時を重ねていました。しかし、永遠に続く時間などは本当はないのです。人はいつかはモラトリアムを終えて次の場所へ行かなくてはなりません。ヒロシにとってピョン吉との生活は永遠に続くモラトリアムの世界そのものだったのでしょう。このドラマではピョン吉と過ごす最後の時間を通して大人になるという事を問うお話になるのかなあと思います。変わることと変わらないこと、それぞれをどう描くのか楽しみです。
永遠のモラトリアムを生きるヒロシをはじめ、登場人物はみなアニメから飛び出してきたみたいです。ただし、京子ちゃんを除いては。京子ちゃんはこの街を出て結婚し、離婚して再びこの町へと戻ってきた人です。外の世界を知る彼女だけは、町の人たちとは違った時間で生きてきたのです。京子ちゃんはこのお話においてはノイズになってしまいます。ノイズである京子ちゃんと終わりが見えかけているピョン吉の命、この2つが物語を回していく大きなカギになるのかなあと思います。
アニメの時間では生きてこなかった京子ちゃんだけ、芝居のトーンが違ったのが面白いなあと思いました。そしてそこにあっちゃんを持ってくるのもなるほどなーと。面白いキャスティングですね。私はアイドルのあっちゃんが好きだったけど、女優のあっちゃんもやっぱり好きだなあと思いました。
それにしても技術の進化ってすごいですね。あんなにも生き生きとピョン吉が動く姿が見れるなんてビックリでした。しかも思っていた以上にピョン吉が動くシーンが多くてすごかった。だってこれ連ドラでしょ? 単発のドラマや映画ではなくて毎週放送されるわけじゃないですか、この夏。合成班、大変だろうなあ。連ドラ終盤は相当きつそうな気がします。でもでもピョン吉が生き生きと動く様子があってこそ、このドラマはより輝くと思うのでぜひとも頑張っていただきたいなあと思います。
とにもかくにも予想以上に楽しめた初回でした。どういうふうに物語が着地するのかも込みでとっても楽しみです!

探偵の探偵

どうしよう、思っていた以上にミニマムな世界で物語が動いてるなとは思ったものの、雰囲気自体は好みです。北川さん美しいですね。木曜のドラマだけど、何となく火曜のドラマのような気分で視聴してます。なんとなくですが。

表参道高校合唱部!

ベタだけど言っちゃう、やっぱり歌っていいですね! 合唱部分はすーっと入ってきて心地よかったなあ。歌だけで十分見せられるドラマだと思います。この夏はキラキラした歌声を聴けるんだと思うと楽しみだですね。
それだけに、スクールカーストやいじめの話はあえて入れなくしてもよかったんじゃないのかなあと感じました。歌をよりドラマチックに見せるため、主人公への逆風として入れられたのだとは思うのですが私はもっとシンプルに見たかったのでううーんって思っちゃいました。そういう描写を入れなくとも、ちゃんと歌に説得力があっただけに過剰に感じてしまって。歌はよかったので継続するけど、できれば違ったハードルを主人公には課してほしかったなあ。

デスノート

原作、映画版と設定を変えて挑むドラマ版デスノート。色々な制約もあったからなのかどうかは知りませんが*1、いくつかの改変がありました。
ドラマでは月は平凡な大学生活を送りながら父と妹との3人暮らしをしています。父と息子にはこんな確執の種があったんですよーというためなのかどうかは知りませんが、原作では存命だった母は亡くなっています。天才ではない月は居酒屋バイトに勤しみながらドルオタ活動をする大学生。ライブでペンライトだって振っちゃいます。だってドルオタだもん。
ドラマ版Lはスイーツ断ちをして座り方だって変えちゃいました。その結果、Lのキュートさが目減りしてしまいましたがそんなことはドラマ版ではさほど重要視されていないのかもしれません。もしくは今後、違った形でLのキュートさの演出が行われるのかもしれませんが。
そんなこんなでデスノート1話の感想としては、「これ2次創作だな」でした。2次創作だと思えば悪くはないかなーと。月が天才ではなくなったけど、もし月が普通の大学生だったとしたらこんな感じで物語が始まるというのはありだとは思いました。あとはなんといっても窪田くんの演技力で場が持ったのは言うまでもなく。ただ、私にとってデスノートの魅力って天才VS天才の頭脳戦なんですよね。デスノートというアイテムの設定そのものも面白いんだけど、やっぱりこの物語の肝は天才VS天才の頭脳戦。だから月が天才という設定を変えたという事でどう物語を展開していくのかはドラマスタッフの腕の見せ所だと思います。
あとは、キャラ設定の改変をどう受け取るかですかねえ。そこを受け入れられたら割と楽しんで見れそうかな。総じて言えば、原作知らずに見た人のが断然楽しめてていいなーでした。まあでもあれですね、中途半端にキャラだけ変えちゃうくらいならばいっそのことデスノートって言うアイテムだけが共通の全くのオリジナルストーリーにして原作ではなく原案くらいのほうのがよかったかななどと思ったりもしました。だってあれだけキャラ違ったら2次創作なんだもの。
とりま初回で1番面白かったのは月の部屋のカーテンが画面に映って「うちのカーテンと一緒。ニトリのカーテンだ」とついったで祭りになってニトリのサイトがアクセス殺到して落ちたことですかね。みんな、ニトリ大好きなんだね。

*1:少なくとも予算的にはそりゃ制約はあったとは思いますが。映画と同じだけの予算はかけられないものね。