きのう何食べた

シロさんもいよいよ五十路というわけで老いをめぐる話が気になるところです。自分も年をとれば、周りも年をとる。自分が年をとれば親も年を取るのです。親の老いって子供心には微妙な気持ちにもなったりします。シロさんの両親の様子は近い将来の親の姿なのかもしれないと思うと、色々考えてしまいます。そうこしているうちに自分の老いの事も考えなくちゃいけなくなってくるし。

響け!ユーフォニアム

あー面白かった! ついったで評判が題材が吹部ということでじゃあ娘と見るかなあと軽い気持ちで見てみたら、思いのほかぐぐぐっと前のめり視聴となりました。久々に自主的にアニメ視聴したんですが、アニメっていいものですね。私のオタクの原点が二次元にあったという事を思い出しました。
響け!ユーフォニアム」は京都府にある高校の吹奏楽部を舞台にしたアニメです。過去には全国大会へとコマを進めたことがあるものの、近年は府大会止まりでした。そんな彼らが全国大会へと夢見て吹奏楽に打ち込むお話です。これね、何がすごいって1話1話の密度がすっごく濃いんですよ。アニメは1話30分。しかし、たった30分されど30分なのです。30分ってこんなにもドラマチックに物語をすることができる時間なんだなあと。すごいなあ。
吹奏楽は1人では成立しません。みなと音を重ねることによって音色を紡いでいきます。描かれる部活あるある、チームものあるあるには苦い思いをしたりしながらも良質な物語を堪能できる幸せをかみしめたものです。
最終回は泣いたね、泣かずにはいられなかったですね。京都府大会の1日を描いたのが最終回だったのですが、大会当日の朝の様子、出番を控えて高まる緊張感、本番の舞台の上で演奏するメンバーたち、舞台裏の控えのメンバーの様子、楽譜に書かれたメッセージ、結果発表。その全てが胸に迫ってきてたまりませんでした。あーもうみんな大好きだよ!っていって抱きしめたい気持ちでいっぱいになりました。
とりま、早いとこ2期制作決定の一報が入るのを待っています。だって原作まだあるんだもの。やろう、やりましょう。ちなみにですが、私原作まとめて購入しました。だってユーフォニアムとこれでお別れなんて寂しすぎるんだもん。まあそうしたら速攻で娘にとられましたがね。長女はともかく次女には感じが難しくて読めないんじゃないのかなって思ったのですが、そんなの関係なく読んでます。すごいなあ、好きって色々なものを超えてくんですねえ。とりまお母さんも早く読みたいので、読み終わったら返してね。

大奥

大奥 12 (ジェッツコミックス)

大奥 12 (ジェッツコミックス)

長年戦ってきた赤面疱瘡との戦いがやっとやっと終結しました。赤面疱瘡を根絶するまでには長い年月がかかったし、多くの人が関わり、そして犠牲になってきました。その過程を丁寧に見せてきたからこそ、大きなカタルシスがありました。彼らのやってきたことは無駄ではなかったし、未来へとつながる道筋を作ってくれた。
『大奥』で繰り返し描かれる時の残酷さにはぞっとします。人が権力を作るのだとともに、権力が人を作ってしまうという面にも背筋がゾワっとします。母という重しがあった頃の家斉は母の顔色を窺いながらも優しさにあふれた将軍でした。しかし、そんな彼もまた、権力という魔力に絡めとられてしまいました。家斉の変化は必然でもあったのでしょうが、それと同時に無情さも感じます。
いよいよ幕末。明治へのカウントダウンが始まり、物語が閉じるときが近づいてきています。その時がくるのが楽しみなのと同時にもう寂しかったりも。早く続きが読みたいんだけど、終わっちゃうのが寂しい。

すっかり季節外れになってしまいましたが、一応記録という事で。


ヘンリーネック欲しいなあと思ってdiftwoodを編んでみました。ラベリーのプロジェクトページを見ると、カーディガンにしてみたり襟の形を変えてみたりと色々とアレンジしてる方たちもいたけれど、私は基本通りにしました。まだまだ難しいことできないからね…。
指定通り袖を編んだらちょっと長くて萌え袖になってしまったのでもしかしたらほどいて短めに編み直すかもしれません。海外パターンを編む時、海外の人たちとは体格が違うからそこら辺を頭にいれて編まなきゃいけないのですがまだまだですねえ。
フリーパターンでこういうのが編めるのはありがたいことです。


憧れだったリンリンショールを編みました。でもって有料パターンデビューしてみました。とってもよく考えられたパターンで模様が出来上がるのが楽しくて楽しくてという感じでした。すごいなーこういうパターンが作れる人って。完成した頃には冬が終わってしまっていたので着画はとらなかったのですが、巻くとキレイに首に寄り添うようにデザインされてるからとっても暖かだし巻きやすいんですよね。秋がきたらぐるぐる巻いて歩くのが楽しみ。編むのが楽しいパターンだったのでぜひとも2枚目3枚目と編みたいなあと思います。
海外パターンに手を出して改めて気づいたことは編み物って私が思っている以上に自由なんだなあという事です。ラベリー*1のぞいてると、ひとつのパターンで色んな作品が出来上がっていて面白いなあと思うんですよね。なるほどーそういうアレンジしちゃうのもありなんだな、とか。このパターンとこの糸って相性いいんだな、とか。色んな工夫が見られて世界が広がっていくのがとっても面白い。

*1:編み物のSNSサイト。

心がポキっとね

大人のためのファンタジーだったなあと思いました。誰一人として大人としてちゃんとしている人はいなかったし、イタイ人だったしダメな人たちだったけどそれが故に愛しいドラマでもありました。優しいんですよね、この世界は。本当はそんなふうにはいかないだろうなあって思ってもこういう優しさもあってもいいんじゃないのかなって思えるのは私には心地よかったです。耳が痛いとこもあってもでもそれだけじゃなかったから。リアルに徹するお話ももちろん好きなんだけど、こういうファンタジーも悪くはないよね。
岡田さんは疑似家族の話がやっぱり好きなんだなあと改めて感じました。家族を拡大していってその先にあるのは何なのか、それを煮詰めていきたいという部分はまだまだあるのだろうなあと。
数字的には振るわなかったけれど、私にとっては大事なドラマだったし必要なドラマでした。岡田さんの次回作はド根性ガエル。まさかまさかという感じだったけど、岡田さんならいいリメイクしてくれるんじゃないのかなー。

アイムホーム

みんなが思い描くキムタク像のドラマではなかったけれど、私はこういう木村さんが見れたのはよかったなあと思います。わかりやすいカッコよさだけが木村拓哉の魅力ではないのです。迷える男、悩める男を演じてもやはり魅力的なのが木村拓哉という俳優なのです。その証明になったんじゃないのかなって私は思います。今後もこういった従来のキムタクイメージから外した役を演じて欲しいけど、そう簡単にはいかないんでしょうねえ。視聴者が求めたとしても、制作サイドがいつものキムタク以外をオファーする勇気が持てるかどうか、という問題もあるもの。難しいですね。
ドラマとしては連続ドラマでありながら1話完結ですっきり見せてて見やすかったなあと思います。原作未読なので原作との比較はできないのですが、悪くはないドラマ化だったのではないでしょうか。

運動会

今年も無事、運動会を終えることができました。次女の赤組は負けてしまって悔しそうだったけど、徒競争では初めて1位になることができて嬉しそうでした。いやーまさかの1位だったわ。本人も1位になれると思ってなくてビックリしてたもの。
毎年少しずつマイナーチェンジしている運動会、今年は熱中症対策が変わっていました。少しでも子供たちの熱中症を防げるよう、児童席にもテントを設置ことにしたのです。しかし問題はテントを立てる人手。各学年テント2×6学年分という事で例年より12も多く設置するのは先生たちだけでは無理があるというものです。そこで今年は保護者にボランティアを募集することになりました。テントを設置するのに欲しいのは男手。運動会一週間前の土曜(雨天ならば翌日曜)にぜひお父さんたちにお手伝いをして欲しいという事になったのです。
募集が始まった当初参加希望があったのは10人にも満たない人数で、学校側が希望する人数の半分以下しか集まりませんでした。このままボランティアが集まらなければ、残念ながら例年通り児童席のテントはなし。再度、募集をかけたところ当初の予定を超えるお父さんが参加となり無事テント設置ができました。
運動会当日は晴れて暑い日となりました。しかし、児童席のテントのおかげで子供たちは熱さを緩和することができて例年より過ごしやすそうにしていました。保護者席の一部には簡易のミストも今年初めて取りつけられてて気持ち楽だったかな。運動会終了後、児童席のテントの撤去がお父さんボランティアたちによって行われました、設置のときの倍近いお父さんたちが協力してくれたおかげでかなり早めに片付け終了。いい運動会となりました。
PTAや保護者会活動だけでなく、図書ボランティアなどでお母さんたちを学校や園に巻き込む動きはあるけれどお父さんたちって実はそんなにはないんですよね。だけど、お父さんたちだって子供の学校や園に巻き込んじゃうのもありなんですよね。毎回は難しくともスポット的にできる範囲内で関われたらいいなあと思います。娘の通っていた幼稚園でも運動会などではお父さんボランティアを募集してていい試みだなあと思いました。子供は母のみではなく父の子でもあるんだから。