アリスインワンダーランド

本当は子連れで行くつもりじゃなかったけど、私が見に行くといったら娘たちも行きたい!というので一緒に行ってきました。プリキュア以外の映画を子連れで行ったの初めてだ(笑) どうかなーと思ったけど長女だけでなく次女*1も2時間集中してみてたし、一緒に行けてよかったです。子供ってちゃんと大きくなるものですね。
ネタばれってほどじゃないけど、若干内容に触れてるのでたたみます。
まさにエンタメ映画って感じで2時間楽しかったです。映画館に見に行ってよかったーって本当に思う。ストーリー映像ともに満足です。映像面では色使いがすごく好みでした。アリスが穴に落ちてるシーンとか3Dで見てよかったなあって。3D映画って初めてみたけど、こういった風に使うものなのかーと。見せ方を知ってる人たちが使うとこんない効果的で素晴らしい映像になるんだというのがよくわかる作りでした。
ストーリーは王道の少女の成長譚。まあ、だってアリスだしディズニーだしね。でもでもこの王道っプリが好きでした。冒険をする前と終えて帰ってきたアリスは明らかに顔つきが違うし見てて清々しいです。また、成長譚であると同時にアリスがアイデンティティの確立を目指す物語でもあったと思います。何度も「お前は誰だ」と尋ねられ、うまく答えることができないアリス。しかしワンダーランドでの冒険をしているうちに徐々に自我を確立していく様は興味深いものがありました。
キャラクターもよく練られてると思います。赤の女王もただの悪役ではなく、その実寂しい女性であったことがわかる過程は見てて切ないですね。ボタンがうまくかけられていたら、彼女はもっと幸福な人生を送ることができたのかもしれなかったのに。ラスト、彼女をフォローするエピソードがなかったのがちょっと残念。まあ、アリスの物語だからあえて描かなかったのかなーと思いましたが。白の女王はおとぎ話の中のお姫様ポジションにもかかわらず、どことなく腹黒いものを感じました。自分では虫1匹殺しもしない癖にアリスを戦いに仕向ける様はこの人腹の奥底じゃ何を思ってるんだかちょっと怖い人ねと思っちゃいました。しかれども、一緒に見ていた娘たちは「白の女王が好き。だってかわいいもん。赤の女王は悪い人だからいや」って言ってましたが。

*1:Motherに出演中の天才子役芦田愛菜ちゃんと同い年。とてもそう見えないのは言うまでもないです。あの子天才すぎるよ。