- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/28
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- 作者: タカハシマコ,桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 講談社
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恋とは、性欲を伴う強い好意だって
これを中1の子に言わせるのはまあ何ともかんともといったところ。言ってることは正しい。時と場合にもよるけどね。ただ、これをなかよしという小中学生向けの少女マンガ誌でやるのか…と思うと私が子供の頃とは編集方針が変わったんだなあと思いました。私はこの小説のコミカライズはなかよしじゃなくてもっと対象年齢が上のマンガ雑誌で行ったほうのがいいと感じます。全体を通して読んでみればさほど気になる表現はないんだけど、所々小学生に読ませるにしてはあれだよなあという部分があったので*2。そこら辺は編集部としてはどう感じているのか気になるところ。講談社の他の少女誌ではなくなかよしでなくてはいけない理由っていうのがちょっとよくわからなかったなあ。今、なかよしではAKBのマンガを連載してインタビューも付録もAKBを使ってるから小学生も手に取るわけですよ*3。うちだって例外じゃないし。「マンガはお小遣いの範囲内で」が我が家のルールなので買えるときだけ買って毎月買ってるわけじゃないんですけどね。
小説自体は少女の体の話が肉感を持って感じられる点は面白いなあと思いました。思春期を通過してそれがすでに過去のものになった大人が当時を懐かしんで読む小説としては私は十分ありだと感じます。こういうことをいうのはあれなんだろうけど、女性作家ならではのお話ですね。ディテール部分にそれが表れている。