曲げられない女

いくつかいいなあと思うセリフがあったものの、面白さのピークは璃子永作博美)メインの回かなあ。そこまでは回を重ねるごとにどんどん面白くなっていってた気がするけど、以降はそれを超える回がなくてちょっと寂しいです。いや、今期のドラマの中じゃやっぱ面白いなあとは思うのだけど。
早紀のお父さんが亡くなった事故で助かった赤ちゃんが実は下の階の大学生だったとはなあ。伏線を無駄にしないで使ってるのにはなるほどなあと思いました。うまくいきすぎっちゃいきすぎなんだけどね。でも曲げられない女ならばこの程度のファンタジーは許容範囲内です。
ラストで正登(塚本高史)が「どうしよう、早紀(菅野美穂)。逃げてきちゃった」と早紀の部屋を訪ねるシーンは、ちょっとちょっとどうするつもりなのよーと画面に引きつけられました。遊川さんはこういう引きがうまいですね。
予告で最終回15分延長って出てたからいよいよ来週最終回かーと思ったら、違うんですね。ちょっと早とちりしちゃった。公式サイトの予告動画が結構ネタばれしててそっちいくかーと。道で踊ってる正登の姿からするとやっぱり元鞘なのかなあ。8話で早紀が一人で育てていくのが相当困難であるのを*1強調してたしここはひとつ正登に一皮むけてもらうのかしら。とにかく残り2話でちゃんと納得いくドラマに仕上がってくれているのを願うばかりです。今まで楽しんでみてきたんだもの、最後でがっかりしたくないのよ。

*1:だって家賃の催促されたり壊れたメガネをテープでつけて使ってたんだもの