2010年の読書まとめ

2010年の読書のまとめをしてみました。読んだ本は160冊。読んだ日と感想書いた日が別なので日記遡るとたぶん160冊じゃないけど、読了日基準で言うとこんな感じです。2009年が202冊読んだことを思うとちょっと減ったかなあと。でも、一昨年が読みすぎたぐらいなのでこんなものだと思います。今年はそんなには読めないはずなので目標を100冊ぐらいにしてのんびりまったり読書ができたらよいなあと考え中。
昨年同様、2010年の10冊を選んでみました。以下長いので畳みます。

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)

スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)

初期作の中じゃ一番好きかも。ボロボロ泣きながら読みました。下巻の最終章とか半端ないです。読み終わったとき、必ず2010年のベスト本に入ると思ったけどやはりその通りでした。またいずれ再読する予定。*1
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)

本当は一作家一作品にしたかったんだけどどうしても削れず唯一の二作ランクイン。初期作とは雰囲気変わってるけど私もこちらも好き。この先、もっと変化していくだろうけどどう変わっていくのか込みで楽しみな作家さんです。*2
告白

告白

面白かったー。これがデビュー作ってすごいと思います。さすがの読後感の悪さでした。映画も見に行ったけどこちらも素晴らしくて非常によかったです。*3
乙女なげやり (新潮文庫)

乙女なげやり (新潮文庫)

やっぱり大好きしをん節。本当に幅が広い人だなあって思います。*4
邪魔(上) (講談社文庫)

邪魔(上) (講談社文庫)

邪魔(下) (講談社文庫)

邪魔(下) (講談社文庫)

奥田英郎は鉄板作家。一気読みでした。ちょっと最後納得いかないところもあったけどでもそれを吹き飛ばす面白さの本でした。*5
ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

2010年も私はよい読者であったようです。気持ちいいぐらいにころりと騙されました。ああでも騙されるのもそれまた快感なのよねーと。*6
終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

2010年の私の読書の収穫の一つとして伊坂作品との出会いがあります。本当に読んでよかった。伊坂作品の中に出てくる彼らはフィクションでありながらも今もどこかで生きているかのように感じられてそこらへんの絶妙さが私は好きです。*7
星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版

こういう名作を読んでなかったりしたので今年は色々読んでいきたいなあと思います。やっぱ名作ってすごいわ。*8
船に乗れ!〈1〉合奏と協奏

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏

船に乗れ!(2) 独奏

船に乗れ!(2) 独奏

船に乗れ! (3)

船に乗れ! (3)

まさに王道の青春小説。キラキラして楽しいだけの青春じゃないけどでもこれも青春の一つの姿なのだと思います。苦しくて逃げ出したくて。でもどうにか過ごしていくしかない日々。ラストもこみで読んでてきついものがあった話だけどすごく満足度が高い読書でもありました。*9
鬼の跫音

鬼の跫音

今のとこ、道尾作品ではマイベストです。とにかく贅沢。こんな短編がまとめて読める幸せはないです。今後もこういう作品がコンスタントに読めたらいいなあ。*10
10作中7作がミステリ。一時に比べるとさほどミステリ読みではなくなったと思ってたけどなんだかんだで私はミステリが好きみたいです。もうちょっとバランスよく読めるといいんだけどそこのとこも課題にしつつ読書を楽しんでいきたいです。今年もステキな本との出会いがたくさんあるといいな。