新世界崩壊

新世界崩壊 (講談社ノベルス)

新世界崩壊 (講談社ノベルス)

紅白の舞台に立っているつもりで、年に一冊、バカミスのパフォーマンスを披露したいと念願しています。目指すはバカミス界の小林幸子。さて、今年の衣装=意匠はお気に召すでしょうか。

折り返しの作者の言葉より引用。いやーバカミス界の小林幸子て(笑) そこ狙ってる人たぶん他にいないと思うけど。でも唯一無二ってそういう事なのかもしれないと思います。
相変わらずのバカミスっぷりでした。もうねー前に『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』を読んだ時も思った事だけどまあよくこれだけの労力をかけてバカミス書くよなあって。だってもっと他に労力かけるべき事あると思うんだもの(笑) 仕掛けを解き明かすとこ*1読むとすごいなあと感心します。トリックがというよりも手間の掛け方がすごいんですよ。他の作家さんは絶対やらない事だもの。しょうもないなあと思いつつ、たまーにはこういうバカミスも悪くないなあと思うのでした。

*1:あくまで仕掛け解きであって謎解きというのとは微妙に違うのがみそ。