3月のライオン

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

おねいちゃん ひな解った
あいつらはきっと何があっても認めない
悪い事したなんて思ってもいない
――そしてちほちゃんの時とおんなじだ
過ぎちゃえばホント簡単にケロッと忘れちゃう
――そんな奴らの為に私が私の人生を棒に振る理由はひとつもない
私は学校には絶対最後まで来る!!
無視はこらえる!!
――でもやられたら「やめて」って声を上げる
黙ったりなんかしない!!
――こんな所何があったって生きて卒業さえすれば私の勝ちだ

もうね、涙腺崩壊ですよ。いじめ問題という非常にデリケートな話題をどう描いていくのかと思ったら、リアルとファンタジーをうまい具合にミックスして描いてあって言葉がうまく出てこないです。リアルに傾きすぎると辛すぎるし、ファンタジーに寄り過ぎればそんなにうまくいくわけないじゃんって思うとこを絶妙に描ききってます。
学校では孤独なひなちゃん。だけど、彼女にはちゃんと味方がいて帰る場所があって守ってくれる人がいる。それってすごい希望なんだと思うんです。希望があれば人は生きていける。だから、希望だけは失わせちゃいけない。

証拠なんてね出て来る訳が無い
イジメではね証拠(そんなの)が無いのが当たり前なんですよ
「イジメがあった」と口に出せるのは被害にあった人間だけです
ですからね川本が「イジメがあった」と口にした事がすでに1つの証拠なんですよ

そうなんだよ、その通り。全力でこのセリフにうなづきました。このマンガって読みながらHP削られることも多いんだけど、同時にすっごく色んなものをもらってて本当にたまんないよなあって思います。続きが早く読みたい。