紀伊半島の旅 その4

3日目も朝から露天風呂。海が見える露天風呂っていいものですね。

チェックアウト後、船に乗って紀の松島巡りへ。1時間弱ほど船に揺られながら景色を楽しんできました。途中、疲れからか寝落ちしそうになったものの、それじゃあ何のために乗ったんだってことで景色をぼんやり見ておりました。
勝浦港で下船後、港付近の足湯で休憩してからお昼ごはんへ。

鮪の山かけを食べてきました。マグロもおいしかったんだけど、とろろがよかったです。当たり前だけどうちで食べるのと違うわ。本当はマグロ定食がよかったんだけど、いかんせん食べ過ぎでたくさん食べれる気がしなかったので泣く泣く諦めたのです。次来たら定食頼みたいなあ。
昼食後、熊野詣へ出発。まずは那智山へ行きました。本当は大門坂の駐車場に止めて熊野古道の雰囲気を味わいながら行きたかったところだけど、無理しない方がいいかなーともう少し登ったとこの駐車場に車を置くことにしました。後に、この選択が正しかったことを私たちは知るのです。山を舐めちゃーいけませんね。
まずは表参道を登って那智大社を目指したんですがこれがまあ階段に次ぐ階段で大変なのなんのって。登っても登っても終わりが見えない。体力に自信のない次女がすぐに「疲れたー」といいだすのは時間の問題だと思っていたら、なんと先頭を切って登っていくじゃあないですか。どうも階段を数えることに興味を持ったおかげか登るのが苦でなくなったとのこと。よかったー心の底からよかった。ちなみに階段は473段あるそうです。
登り終えたらそこに見えるは那智大社

汗だくで登り終えた後なので神々しいことこの上なかったです(笑) 一応、階段を上らずとも防災道路を通ればすぐ近くまでは来れるんだけどせっかくだからと登ってみてよかったです。ここから見える景色も見晴らしがよくステキでした。

那智大社の敷地内にある平重盛が手植えしたとされる樟の大木、こちらは幹に人が入れるような洞があり護摩木に願い事を書いて胎内くぐりができるようになっています。

続いてお隣にある青岸渡寺へ。

こちらからは三重塔と那智の滝が一緒に見れる場所があるという事で写真をパチリ。三重塔を見た後、那智の滝のある飛龍神社へ足をすすめます。その際、歩いたのがこちらの裏参道

駐車場があるとこまでこの階段を下りていったのですが、まあ足にくることで。表参道の階段はこういう感じではなかったからまだよかったものの、裏参道の石段は自然のまんまなので段差がまちまちだし中々にハードでした。駐車場のあたりまで戻ってから更に階段を140段ほど降りたらやっとこさ那智の滝が間近にお目見え。えっちらこっちら歩いた後なので神々しかったです。しかし、那智山で階段千段も上り下りは足にこたえました。
その後は熊野速玉大社へ向かいました。

こちらは熊野川のすぐそばってことで階段とは無縁でほっと一息(笑) 写真撮るの忘れたけれど、こちらにも平重盛手植えのナギの大木があります。立派な木でした。

こちらは速玉大社内にあったものです。歴代の天皇やお后たちが熊野詣でをした回数を記しているのですがその数にビックリ。ちょうど平安末期である平清盛の時代は貴族や朝廷で熊野詣が流行っていたそうです。それにしても後白河院の33回は飛び抜けてすごい記録。現代ならいざ知らず、交通事情がよろしくないあの時代にこれほどまで通いつめるとはよっぽどだったんでしょうね。私、白河院の事を諸事の元凶のスケベ大魔王、鳥羽院の事をたまちゃんとのドMプレイが大好きな上皇様、後白河院の事をファンキー今様コンサートキング、などと呼んでいたことを心から反省します。すいません、私熊野詣でを舐めておりました。

帰り道の途中、花の窟神社に立ち寄り。こちらは日本最古の神社だそうです。ご神体はこの大きな岩で45メートルもあります。祭られてるのはイザナミノミコトで火の神カグツチノミコトを産みおとした際、焼かれて亡くなってこの地に葬られたそうです。

旅の締めはラーメンってことで津餃子入りの醤油とんこつラーメン。餃子が思いのほか大きくてなしでもよかったんじゃという想いに一瞬かられたけど、旅先でしか食べられないものなんだからいいじゃないかいと食べました。
本当はせっかく熊野詣するんだもの、本宮大社にも行きたい!って思ってたんだけど時間切れでいけずに残念。次回こそは熊野三山制覇したいです。あと余力があれば熊野古道も歩いてみたい。そのためにはまずは体力づくりですね。普段自分がいかに運動不足なのか知らされましたよ、とほほ。
それと、あちこち道路ががけ崩れになっていたことがショックでした。那智の滝も修復工事してたしね*1。速玉大社も昨年の水害で駐車場が沈み、胸高の高さまで水がきたそうです。こういうことってニュースでやったときは覚えていても時間が立つと離れて住んでる人間はすぐに忘れてしまいがちなのでよくないなあと反省しました。

今回旅行に当たって作成したしおり、最終的にはこんなふうになりました。

旅のスタンプ帳ですね。あとであちこちでもらったパンフレットも一緒にしとこうかなーと。どこかでかけても割とそのまんまにしがちなので今回こそは思い出をしっかり残せるようにしたいなあ。

*1:なので今は車いす・ベビーカーでは飛龍神社まではいけないのです。なんせ140段の階段降りなきゃそばまで行けないので。