最高の離婚

あー終わっちゃったよー寂しいよーっていう気持ちでいっぱいです。毎回毎回ニマニマしたり心臓抉られそうになったりと色々と感情の振り幅がジェットコースターみたいなドラマで、見るたびに「坂元脚本恐るべし」と震えてたものです。いやー楽しい3カ月間でした。
終わってみればただの元さやに収まった夫婦が2組ってだけなんだけど、そこには収まりきらない感情が渦巻いてて物語の力ってすごいなって思います。ストーリーが奇抜で斬新である話もそれはそれで面白いんだけど好きなんだけど、ありきたりで手垢つきまくりの話をこうもうまく見せることができるんだなんて素晴らしいって思うんです。一周回ってやっぱり私こういう王道物も好きなんだなあって。以前どこかで読んだんだけど、物語の雛型なんてかなり出つくしてるんですよね。そりゃまあ人類の歴史を思えばそうでしょって思うし。じゃあ、雛型出つくしてるんならば新しい物語は必要ないのかといえばそんなことはないのです。どう見せるのか、それ次第では十分楽しめるんです。
最終回で登場した光生父母がそっくり光生と結夏で笑ったなあ。ああこの父にしてこの子ありだなあと。性格もだけど、女の趣味も一緒なのねーって(笑) 大体どこの夫婦だって一筋縄ではいかないものよ。あっちこっちぶつかりながら、それでも、生きてゆくんですよ。