たったひとり

たったひとり

たったひとり

廃墟探索サークルに入っている5人の大学生が27年前に土砂崩れがあり一人なくなり廃墟化しているホテルに行くことにします。そこで彼らはタイムループに巻き込まれてしまいます。後味悪っ! ここまで救いがないとはいっそのこと清々しいってくらい後味悪かったです。ここ最近ここまで後味悪い話をあまり読みこんでこなかった気がするので毒にしっかりとあてられました。
27年前にタイムループして抜け出せなくなった彼らは27年前と同じ状況を作り出し正解が出せたら元の世界に戻れると考えて色々と試すのですが人間極限状況に置かれると色々と見えてくるものですね。まあなんて美しくないんでしょう、人間は。醜いものですね。やはり私が1番怖いのは生きてる人間なのだと再確認しました。救いがないことがある意味救いなのかもしれないというくらい、突き放したお話だけどこれはこれでありなのかなーとも思います。