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私はこういう伊坂さんの小説が読みたかったんだよなあという本でした。時系列が複雑でちょっとわかりにくくてその上タイムパラドックスがあったりするのでそれが難しさを増してるんですよね。さらっと一読しただけだと3つのお話をどう紐づけたらいいのかがわかりにくいし。だけど、全体に流れる空気感はやっぱり好き。個人個人の小さな力と全体がよく見えない大きなものたちの力、バタフライ効果によって少しずつ変わる世界。あーやっぱり伊坂さんワールドだ。