世間とは何ぞや

世間知らずということについてだらだら考えたり考えなかったりしています。そもそも世間というのは何なのでしょうか。ひとつしかないものなのでしょうか。人の数だけあるものじゃないのかなって思うのですが。
たまに教師は世間知らずだとか医師は世間知らずだとか無責任に言う人がいるけれど、そういう人たちは言うほど世間についてよく知っているのでしょうか。確かに教師は教師の世界しか経験してない人が多いでしょうし、医師もそうなのではないのかと思います。民間の企業とは違うことも多いでしょう。しかし、だからといって世間知らずだと叩くのが正解かといえば違う気がします。
社会のことをよく知ってる人ってどれくらいいるのでしょうか。自分の接する社会しか知らずにいる人って多いんじゃないかなと思います。どの場所で生きていようが経験できることには限りがあります。いろんな社会があるはずなのに、自分が知っている社会だけがすべて、最大公約数的な社会だけがすべてって言いきってしまっていいのかな。あと、経験主義的なことにもちょっと懐疑的だったりします。経験なくともそこを補うことができるのが知識であったり想像の翼であったり人を思いやる気持ちなのだと思うから。
社会を知るというのは人は自分とは違うというのを理解することなのではと思います。みんながみんな、一緒じゃない。違いを理解しながらその中でどう生きていくのかだと思うんだけどなあ。うーん、私ちょっと疲れてるんだろうなあ。