小さき花々

小さき花々

小さき花々

昭和10年から11年の間に発表された少女小説を1冊の本にまとめた底本を参照に発行された本。10篇の短編小説が入っています。少女小説ということで、非常にキラキラした仕上がりのお話ばかりです。今の私にはちょっと眩しいぐらい。だけど、当時の少女たちがどんな思いでこの本を読んだのかと思うと、胸が詰まる思いがします。100年に1度の不景気や色々な社会不安があるとはいえ基本的に平和な時代に生まれ育った私は忘れちゃいけないことがあるというのを胸に刻まなければいけないのでしょうね。