面白いドラマをありがとうアワード 2012

亜姫篤さん(id:einfall)の面白いドラマをありがとうアワード2012*1に参加させてもらいました。2011年に続きステキ企画ありがとうございます。集計記事楽しみにしています。


【1】2012年にTV(キー局・U局・BS・CS)でオンエアされた、日本の新作ドラマで面白かったものを3つあげてください。できればその理由も教えてください。
カーネーション
大好き、ただひたすら大好き! それしかいえません。本当は色々と語りたいことが山とあるんだけど、一周回って何にも言葉がない状態です。こんなクオリティの高いドラマを毎朝見れていた幸福たるやないですね。脚本キャスト演出音楽すべてがそろったドラマでした。こんなドラマに出会えた奇跡に感謝したいです。どれだけ時がたとうが決して色あせることなく後々まで語り継がれるドラマだと思います。
・リーガルハイ
9話の古美門の長セリフは圧巻でした。あれはテレビドラマ史に残る名シーンだと思います。リーガルハイは勝手に私が設けていたゴールデンタイムのテレビドラマの限界ラインを軽く飛び越えていってくれるドラマでした。最高に楽しくて最高にバカバカしくて最高に面白いドラマをありがとう。作り手がこういうものを作りたいっていう思いがぶれることなく最後まで突っ切ってくれたことが何より嬉しかったです。出会えて幸せでした。
平清盛
私の大河デビュー作にして初の完走大河。視聴率等で色々とケチのついた清盛だけど私は好きでした。1年間という長丁場ならではのロングパス的伏線も面白く連続ドラマを見ているという醍醐味をたっぷり味わう事ができました。たくさんの個性的な登場人物にそれぞれ見せ場を用意してあって捨てキャラがいなかったのも素晴らしかったです。視聴率的にも厳しかったせいか紅白では全く触れられることもなく最後の最後でNHKでこんな仕打ちにあうなんて…とテレビの前で歯ぎしりしてしまいましたが、後々にきちっと再評価されるといいなあと思います。というかそうされるべきドラマだと思うのです。

他には、どうなることかと心配だったものの原作を大事に映像化された「大奥」、「大奥」とは真逆に原作を素材としてうまくアレンジすることでメディア化に成功した「鍵のかかった部屋」、子役ブームを逆手に取った「コドモ警察」、土9という枠をうまく使いながら大人が真剣に子供たちへメッセージを伝えようとしていた「悪夢ちゃん」が私は好きでした。


【2】2012年にTVでオンエアされた、日本のドラマを書いた脚本家で、1人挙げるならばどなたでしょうか? できればその理由も添えて挙げてください。
渡辺あや
【1】であげた3つのドラマはどれも脚本が素晴らしかったので悩んだんだけど、カーネーションがやはり私にとって忘れ難いドラマなのでこうなりました。あの完成度は素晴らしいの一言ではとても語りきれません。最後、きれいに閉じた円環にはため息をつくばかり。その美しさたるやたまりませんでした。物語の初めも大切だけど、どう終わらせるかも非常に大切なところ。
ちなみに私、2011年も渡辺あやをあげてました*2。2011年も2012年も渡辺あやの年だったという事で2013年の渡辺あやにも期待したいけど、次回のお仕事は何になるのかしら。楽しみに待ちたいものです。


【3】2012年にTVでオンエアされたドラマに出演した役者さんで、素晴らしかったと思う人を挙げてください。ここは人数も海外も問いません!
松山ケンイチ
当初ジャンプ大河といわれた少年清盛から老害クソ爺の清盛までを演じきった松ケン。改めてこの人演技妖怪だなあって思いました。清盛というドラマの中心に松ケンがいたからこそ、こうやって一年間見ることができたというのもあったと思います。
窪田正孝
ドラマっ子のみなさんがこぞって窪田くん押しなのを今更ながらはっきりと理解できたのが2012年でした。清盛ではビッグファーザー清盛の長男として胃痛にさいなまれる重盛を熱演して視聴者の心を鷲掴みにしていた窪田くん。大奥では原作ではさほど際立ったキャラ立ちではなかった捨蔵をキュートに演じて原作とは違った魅力を持つ捨蔵を見せてくれました。今後の活躍が楽しみです。
堺雅人
リーガルハイは堺雅人あってこそのドラマでした。だってそれ以外に誰が古美門を演じることができるというのか。色々と名シーンがあったけど、「うるさいぺったんこー」と黛にいうシーンのかわいさに悶えて何度もリピった事をここに告白します。かわいいなあ堺さん。それとは打って変わって大奥の有功はしっとり堺さん。この緩急の差がたまんなくよかったです。2013年はどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。
綾野剛
周防さんは2012年の私のキュン萌えの全てでした。熱病にかかったかのごとく、何度も反芻して見てたのが懐かしいです。話数短縮の憂き目にあいしっちゃかめっちゃかになった「クレオパトラな女たち」だったけども、そんな中でも綾野くんは役をつかんで友人峰太に恋するキュンキュン男子を演じてました。今年は大河で綾野くんが見れるという事で楽しみにしています。
風間俊介
三カ月たった今はすっかり「純と愛」に馴染んだものの、放送が始まった当初はどうにも違和感ばかりで見るのきついなあって時がありました。そんなとき、私の心の支えとなっていたのが風間君でした。「それでも、生きていく」の怪演とは打って変わってなんともキュートな愛くんはドラマ初期の癒しでもあったのです。風間くんかわいいなあ。
北川景子
まさか私が北川さんの芝居で涙する日がくるなんてねえ。「悪夢ちゃん」3話での「空気を読んで笑うな」のくだりは非常に素晴らしく思わず泣いてしまいました。それまでそんなに演技が上手な女優さんというイメージがなかったんだけど、ちゃんとはやり役を用意してもらえばこんなにも輝く人だったのですね。すいませんでした。またこういったあたり役をもらえるといいなあって思います。