節目

娘の授業参観に行ってきました。長女は2分の1成人式、次女は特技発表会。今回は参観時間が2時間あり、2時間目に2分の1成人式をするというので先に次女の参観へ行きました。
2年間の生活科のまとめに入る時期という事で、特技発表会をした次女たち。前日にはプログラムを持ちかえり、教室も子供たちで飾り付けをして本番に挑んでました。はじめのことばから始まり、自己紹介を経て特技発表へと移ります。特技は子供たちがそれぞれやりたいことをやってました。習字の発表をする子たちはいつから習字を習い始めたのか今どれくらい上達しているのかを発表して書いたものをお披露目、工作の発表の子たちは作ったものを持ってきてお披露目したりその場でひとつ工作の実演をしたり、サッカーをやったりけんだまをやったり。それぞれ子供たちが一生懸命考えて発表をしていました。次女は習っているバトンを発表しました。バトンの発表の子は次女1人だったので緊張してたみたいだけど、ちゃんと発表を終えることができてよかったです。終わった時、すごくほっとした顔してたなあ。
すごいなあと思ったのは司会進行も飾りつけも子供たちがして先生は基本見守るだけだったという事。そっか、もうこれくらいのことならば先生が道筋をつけてあげれば子供たちだけでもできるんだなあって。大きくなったねえ。教室には子供たちが実物大にかたどった紙にその子のいいところを見つけて書きこんでるのが掲示してあったんだけど、面白かったです。なるほどねえって。
1時間目が終わったとこで今度は長女のとこへと移動。まずははじめの言葉をいい、一年間の振り返りをします。その後、一人ずつ未来の自分を想い浮かべた作文を読みます。これが中々面白かったです。女の子はトリマーやデザイナーが人気で男の子はスポーツ選手が人気だったかな。とはいえだいぶばらけててみなそれぞれでした。親を尊敬してて親と一緒の職業につきたいという子もいました。
そのあと、親から子への手紙と子から親への手紙を渡して読む時間になります。ここで教室の空気が一変。なんと泣き出す子が出てきたんです。親も泣いてるが子供も泣いてました。でもってその空気のまま、誓いの言葉へと移ります。それから、2分の1成人式の歌*1を歌うんですがこれがまた涙涙でねえ。長女も泣きだしちゃって途中歌えなくなってました。意外だ、意外過ぎだ。あとで聞いたら、手紙読み始めてすぐで泣けてきちゃったそうで最後まで読めなかったとのこと。いや、手紙自体がサプライズだったらわかるんだけど、事前に集めてたから手紙あるの知ってたのに泣いちゃうってビックリ。長女のクラスは泣く子が多く*2、感動モードになってました。最後におしまいの言葉をいってから2分の1成人式は終わり。先生から子供たちへのメッセージの時には先生も涙ぐんでました。
2分の1成人式は子供たちが教室の飾りつけから司会進行や言葉など全て自分たちで考えてやったものです。係を決めてそれぞれ分担してひとつの事を作り上げていました。みんな大きくなったね。立派な10才でした。長女からもらった手紙には色々と書いてあったんだけど、最後だけ鉛筆からピンクのペンに変えて「お母さん大好き」と書いてありました。小さい頃に言ってた「お母さん大好き」とは違った重みのある言葉に感じました。これから先もそう思ってくれるようにありたいものです。私から長女への手紙は小さい頃の振り返りをしつつ、友達を作るのが得意な長女にその友達たちは自分で得た大切な宝物であること、これから先もきっと長女を助けてくれるだろうこと、そういう宝物を作ることができたのは誇れることであること、これから先色々な事があるだろうけどいつでも私は見守っているからという事を書きました。改めて子供に手紙を書いてくださいと学校から言われた時はどうしたらいいのかすごく悩んだけど、色々と考えることもできたしいい機会になったかなあと思います。2年後、今度は次女に向けて書くことになるけど次はどうしようかな。
こうやって無事節目の年を迎えられることは本当にありがたいことです。よかった、本当によかった。いつもの授業参観とは違った感じだったけど、忙しい中授業参観という形でこういった場を学校で設けてもらえてよかったなあと思います。一つの節目を迎えてもまだ、新しい日々は続いていく。その新しい日々たちが、日常たちがステキになりますようにと節目の日には願うものですね。

*1:昔はこんな歌なかったのにいつの間に…。歌詞にも「2分の1成人式」という言葉が入ってて時代の移ろいを想います。

*2:男の子のが泣いてる子が多かった。なんとなくだけど、これも意外。女の子のが泣くと思ってた。