- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
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仕事の話の部分は半沢みたいな感じでした。とはいっても倉田は半沢とは違い、もっと普遍性のあるオジサンです。仕事ができないわけではないが飛びぬけて出来るということもなく、家庭内でも普通のお父さんです。なので親しみは感じやすいように設定されているのではと思います。
怖かったのはタイトルの意味が普遍性を持った言葉だとわかった時です。人間どんなことがきっかけで巻き込まれていくのかはわかりません。自分では全く気付かない部分で反感を持たれたりすることはあります。どれだけ気をつけてても防げることと防ぎきれないことがある。それこそ気分の問題だったりすることもあるし。そういう時、どうしたらいいのかっていうのはすごく難しいよなあと思います。