面白いドラマをありがとうアワード2014

亜姫篤さん(id:einfall)さんによる毎年恒例企画である面白いドラマをありがとうアワードに今年も参加します。今年は締め切りを守れず、申し訳ありませんでした。いい年した大人なのにね…。来年もあるのならば次はちゃんと締め切り守って早めに書きあげたいと思います、すいません。


【1】2014年にTV(キー局・U局・BS・CS)でオンエアされた、日本の新作ドラマで面白かったものを3つあげてください。できればその理由も教えてください。
色々迷ったんですが、この3つにしてみました。

恋愛ドラマなのに珍しく私がハマったドラマでした。このドラマって恋愛ドラマという形を取りながらも、描いてたのは妄想と現実の折り合いをいかにつけるかということだったと思います。そして妄想を抜けて現実と向き合った先にあるモラトリアムからの卒業をどう自分の中で位置付けるのか、それもひとつのテーマだったのかなあと。
モラトリアムというものを描いていながらも主人公であるソウタは自分の店を持つ人気ショコラティエ、ヒロインであるサエコは人妻というあたり、現代日本では大人になるというのがいかに難しいのかというのがよくわかります。上手に大人になるのって本当に大変なことなんですよね。
恋愛モンスターサエコ石原さとみ嬢にすごくはまってて石原さとみ恐るべしと思いました。

  • BORDER

全てのピースが完璧にはまったドラマでした。見終わった後、興奮冷めやらず大変でした。最終回放送後はしばらくこのドラマのことをずっと反芻してたぐらい、どっぷりでした。最終回のラストシーンからすべてを逆算して作られただろうこのドラマ、素晴らしかったです。こんなにキレイに閉じ切った物語が見れて幸せです。ありがとうございました。

  • Nのために

このドラマで印象に残ったのは島編の美しい風景でした。原作にはなかったという15年後の風景については賛否両論あるでしょうが、私は嫌いじゃありません。辛い場面も多いドラマだった中で美しい風景とともに美しく閉じるというのも悪くはないよなあと思うから。
ドラマって脚本もキャストも演出も音楽も大事だけど、ロケ地もこれまた大事な要素のひとつであるんだなあと改めて感じました。あの風景がなかったら物語の説得力も違ってたと思うもの。
あとはなんといっても窪田くんを成瀬くんにキャスティングしてくれてありがとうございました。しかと3カ月堪能させてもらいました。


【2】2014年にTVでオンエアされた、日本のドラマを書いた脚本家で、1人挙げるならばどなたでしょうか? できればその理由も添えて挙げてください。

BORDERがあまりに完成されすぎてたので。回を増すごとに面白さが増していって最後にあんなシーンを用意するとは鬼ですな。いや、すごくすごくよかったんですけどね。あんなことされちゃー鷲掴みにされたまま魂抜けてしまいそうになりますよ。

【3】2014年にTVでオンエアされたドラマに出演した役者さんで、素晴らしかったと思う人を挙げてください。ここは人数問いません!

世間的には2014年の窪田くんは花子とアンの朝市なんでしょうが、私はNのためにの成瀬くん一択です。窪田くんのあの瑞々しさって何なのでしょうか。でもって闇落ちした時とのギャップがたまらないです。役の解釈の仕方といい見せ方といいその伸び代をを思うとこの先が楽しみでなりません。2015年はどんな顔を見せてくれるのかワクワクします。

役者小栗旬を堪能できて私は幸せです。BORDERの石川役はあてがきだそうですが、そのことに驚きを隠せません。そっか、視聴者は知らないだけでカメラの向こう側の小栗さんにはあんな一面もあるのだなあと思うとゾクゾクワクワクします。

Nのためにの榮倉さんはよかったですね。もしかしたら初めて榮倉さんの事をいい女優さんだって思ったのかもしれません。彼女の持つ雰囲気の内のひとつであるいい意味での逞しさ・ふてぶてしさは私は嫌いじゃありません。若手女優さんではこのポジションはそうはないと思うので今後も逞しさを発揮したお仕事を期待したいところです。

大将―!! いやーたまらなく愛しい鴨居の大将でした。器がでかい人物でありながらもキュートさを忘れないあたりは堤真一だからこそ出せたんじゃないのかなーと思います。たまらなく愛しい。
1年振り返ってみると色んなドラマがあったなあと思いだすものですね。2015年も面白いドラマにたくさん出会えますように。