明日、ママがいない

事前情報いれずに見たものの、溢れんばかりの野島臭に脚本家の方は野島伸二フォロワーなのかしらんと思ったらご本人が脚本監修していたというオチでした(笑) まあそりゃそうだわなーだって舞台設定とかそのまんますぎるもの。リアルを薄めてファンタジー色を強めたところにメッセージを放り込んでくるのはいつものことだもの。今回の場合、リアル主義でなくなったおかげで私は随分見やすくなりました。ただ、野島ドラマをあまり見たことがないであろう平成っ子たちがどう感じるのかちょっと気になるところです。
芦田プロは相変わらずのプロ子役でした。愛菜ちゃんがプロ子役であることを逆手に取った作劇にしたのは成功なんじゃないでしょうか。ただ、後から振り返った時にこのドラマが愛菜ちゃんの女優道にとっては実はそんなに影響は残さないドラマになるんじゃないのかなーという気がします。与えられた役を自分の持てる技術でもってきちっと役に落としこんだ以上のものはあんまり感じられなかったんだよなあ。だからキャリア的な事考えたらそんなに意味を持つドラマにはならないのかもしれない*1。まだ1話みただけだからわかんないけど。化けるのか化けないのか、そこのとこに注目したいです。

*1:ドラマの内容に猛抗議が入ったというのはあれだが。制作サイドはある艇では想定内だったと思いますがね。でもってそれは愛菜ちゃんの事務所サイドも想定はしてたとは思うんだけどなあ。